治療例、基本編


1、頑固な肩こり

最近の患者さんの肩こりは、かなり肩こりがひどく
凝り固まっている肩こりが多いです。

同じ姿勢でパソコンなどを何時間も行うとか、
同じ作業を長時間行うことが多いためです。
また、
マッサージなどで肩の凝り塊を強く、もむために、
肩の回りの筋肉の血液循環がますます悪くなり
肩こりが起こります。

また、長時間座っているために胃腸が動かなくなり
胃腸の働きが悪くなり起こるのです。

このような頑固な肩こりに対して、
当院の行います はり、きゅう治療は大変有効です。



1、先ず最初に、症状を問診してから、

2、左右の手のお脈を拝見して、
体全体のバランス(気と血の流れ)を
診察致します。

3、脈をみることにより
今現在の、からだ全体の状態が分かりますので
症状に最適な、手足のツボに鍼を行います。

4、次に、首筋から背中、足まで
全体に気と血の流れが良くなるように
治療していきます。

5、最後にもう一度
肩の回りの筋肉を調整致します。


6、このように治療を行いますと、

軽い肩こりならば数回で、
石のように硬い肩こりも、徐々に筋肉が柔らかくなり
頑固な肩こりも良くなります。


今まで電気治療、マッサージ、など色々と治療を試したが、
またすぐに肩こりが起こる方は
是非一度純粋な東洋医学はり、きゅう治療をお試し下さい。

当院は、電気治療、マッサージなどは行いません。
純粋な、はり、きゅう治療だけです。




2、頑固な腰痛、坐骨神経痛(しびれなど)

腰痛は

1、中学生ぐらいから起こってきます。
この時期は運動のやり過ぎからが多いのです。

2、20代から60歳代ぐらいまでの大人の場合は
仕事の疲労、運動不足などが原因になります。

3、60歳代ぐらいより加齢のために
腰の骨の変形が起こり腰痛が起こるのです。

また、
坐骨神経痛は腰の疲労がピークに達しと時に起こりやすいのです。


このような、腰痛、坐骨神経痛に対しまして、
はり、きゅう治療は大変有効です。


1、まず、お脈を拝見して、体全体の調整を致します。

2、次に、
腰、足の痛みのある部分を確認して,
腰から順番に調整していきます。

急性の痛みは、
痛みが少しやわらいできますので、
変化がわかると思います。

慢性の痛みは
2,3回までは痛みの変化はわかりにくいのですが、
体の疲労感などのコリは取れますので、
体が軽くなっていきます。

また、痛みのほうは徐々取れていきます。
最後には、頑固な痛み、しびれ、は取れます。





3、頑固な首、肩よりくるシビレ、むち打ち症、五十肩


肩、背中、首のコリより起こる、
手のシビレは使いすぎによる疲労が
一番の原因になります。

また、
むち打ち症は交通事故などが原因で
手のシビレ、はきけ、めまい、
倦怠感の症状が出ます。

五十肩も
手の使い過ぎが一番の原因ですが、
その他に、ストレス、胃腸の弱り、
加齢などが原因になります。

このような症状に、

1番で説明しました、頑固な肩こりの治療法を行いますと、

手のシビレやむち打ち症に、ともなう症状も取れます。

特に五十肩は、
毎晩肩より腕にかけて、うずくような痛みがあります。
このような症状には、はり治療は大変有効です。
うずきは2回から5回ぐらいまでで取れます。

しかし、腕が肩よりも上にあがらないという運動制限が現れますと、
週に1,2回の治療で1,2ヶ月かかります。
しかし、痛み止めや電気治療よりは、はるかに治りの時間がはやいです。





4、ひざの痛み


ひざの痛みは、
運動のやり過ぎ、体重の増加、加齢などが原因になります。
ひざの痛みには、はり、きゅう治療は大変有効です。

まず、
1、お脈を拝見して体全体の調整を致します。

2、次に、ひざを治療します。

3、次に、背中から腰、足の治療をして
全体の循環を良くしていきます。

ひざ自体に水などが溜まっていないひざならば
数回で良くなります。

ひざに水が溜まっている時には、
ひざの水の溜っている状態や
腫れの状態をみて、適切に治療いたします。
ひざの変形がなければ
1ヶ月前後で良くなります。

後は、治療回数が多いほど治る期間がはやいです。




5、めまい、メニエル病


めまいは、
脳障害などより起こる場合は別ですが、やはり、
はり、きゅう治療は大変有効です。

原因は、
疲労、過度のストレス、食事の偏食、
胃腸障害などより起こります。

まず、
1、お脈を拝見して
体全体の調整を致します。
ここが一番大事で、
からだ全体の血液の流れを良くする治療を行います


また、
血液が足りない場合は、
胃腸の働きを良くして、
血液が肝臓に蓄えられるように治療すると、

めまい、メニエル病に伴う
吐き気、耳鳴りなどの症状も取れます。
しかし、慢性の耳鳴りがある場合は、
完全には耳鳴りは取れませんが、
気にならないぐらいの音になります。

耳鳴りにもはり、きゅう治療は大変有効です、
急性の場合はすぐ良くなります。



6、頭痛、不眠


頭痛、不眠も色々な原因で起こりますが。

漢方的には、
頭がのぼせて熱を持ち、腰から足は
冷えた状態が多く、
上半身と下半身の
気と血の循環が悪く成った状態です。

治療は、はり、きゅう治療が大変有効です。

頭の、のぼせ(熱)を足のほうへ下げてあげて、
足の冷えを、頭のほうへ上げる治療を行うと
症状は取れます。


しかし、脳障害の場合は別です、病院での治療が必要です
何でも、すべての病気が治るのではありません。
ただはり、きゅう治療をしていると
病気になりにくい体が作られます。
健康で長生きが出来ます。



7、高血圧


高血圧の原因は、
生まれ持った体質、親よりの遺伝、過度の疲労、
ストレス、食事の偏食、食べすぎなどが多いです。

こちらも、
6番の頭痛、不眠と同じような状態になっています。

上下のバランスをはり、きゅう治療で調整すると。
簡単に血圧は落ち着きます。
また、最低血圧の高い場合も有効です。
なかなか、最低血圧はお薬では下がりにくい感じですが
はり、きゅう治療で有効です。


血圧のお薬を飲んでいるから
私は大丈夫、心配ないと
考えませんように、ご注意ください。



8、婦人科疾患


婦人科疾患には色々ありますが、

特に大事なことは、
生理(月経)が毎月ちんと正常かと言う事が、
一番大事です。

ここが乱れますと、

不妊症、更年期障害、生理不順、などの症状が現れます。
このような症状に
はり、きゅう治療で有効です。


まず、体全体の調整をして、

腰、足、お腹が温かくなるようにします。
次に肩から、背中のコリを取りますと、足が温かくなり
全体の肌に潤いが出来、症状は取れていきます。

期間は、1ヶ月から3ヶ月が目安です。
治療は魔法ではありません。

それなりに
体のバランスを整える時間が必要になってきます、
一人一人の体質は違うのです。



9、アレルギー性鼻炎、花粉症

毎年、春先になると繰り返される

鼻炎、花粉症は、
色々な花粉より起こると言われていますが、

漢方的には、

胃腸の働きが弱ることが、一番の原因とされています。

現在は冬場でも
家の中にいて、アイスクリームや冷たい果物、ジュースなどを
食べる事が多くなっています。
そのために胃腸が弱るのです。

はり、きゅう治療によって

胃腸の働きを良くしてやると、鼻炎は起こらなくなります。
ただ、一時おさえの治療ではありません。

毎年繰り返し起こる鼻炎、花粉症に
完全に治すためにも、
はり、きゅう治療は有効です。



10、子供の病気

1、 0才から3才ぐらいまでは、


この時期の子供は、まだまだ抵抗力が弱いため
一番多いのが、
カゼ症状、胃腸症状です。
カゼと一緒に
吐いたり、下したりということが多いのです。

また

かん虫と言われる症状もあります。

こちらは、色々な事を覚えなければいけないために、
ストレスが起こるためです。
夜鳴き、食欲のむら、ひきつけなどストレス症状が起こります。


2、 4歳から小学生ぐらいまでは、

徐々に体力がついてきますが、
やはり現代は、外で遊ぶことが少なくなり
季節についていけない体になっています。
そのため、カゼ症状が多くなります。

このような症状に
はり、きゅう治療は大変有効です

まず、体全体の調整をして、
後は、全体的に皮膚をさするだけです。
子供の場合は、
血液の循環が大変良いので、
軽い刺激で十分なのです。



11、夜尿症

子供のおねしょを、

母親が気にする年齢は5歳前後です。

今は便利なオムツカバーが在りますので、
子供のオムツの取れる年齢が
遅くなって来ています。

これはオムツが濡れていても気持ちが悪くないためです。
それで、夜おしっこをしても気にならないのです。

このおしっこ、夜尿症には、

はり、きゅう治療は大変有効です

5歳前後
では、ストレスが多いので、
気の
めぐりを良くする治療をします。
小学生では、冷えを取る治療を行うと良くなります。

こちらの治療も5歳前後で1ヶ月前後、

小学生になると治療期間が長くなって来ます。
小学生5,6年生で、1から3ヶ月前後が目安です。



終わりに、

さまざまな症状には、
はり、きゅう治療は大変有効です。

しかし、一発で治ると言うことはありません。
それぞれの病気には治る過程があり、違いがあります。
治療の継続こそが病気を治す早道です。

千里の道も一歩から。



住所、鹿児島市和田2丁目2番11-1
電話番号は今までと同じ
099-267-8686


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